【15emit】伊勢を発信するWEBマガジン(イチゴエミット)|三重県

koeda-toki コエダトウキ ~三重の作家の器屋さん~

koeda-toki コエダトウキ ~三重の作家の器屋さん~
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四天王会館にある作家ものの器屋さん

三重県庁の手前の脇道を入ったところに、四天王会館という面白い建物があることをご存知ですか?もとはお寺に付属する幼稚園だったそうですが、ギャラリーや個性的なお店、小劇場が入っており、三重のアートカルチャーを発信する拠点とも言える場所です。

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お店の名は、Koeda-toki(こえだとうき)

先日ひさしぶりに立ち寄ったところ、1階に新しく器(うつわ)のお店が入っていました。その名は、koeda -toki(こえだとうき)。2015年の5月にオープンしたそうです。

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ガラス越しにのぞいてみると、まるで時が止まっているかのような店内。緊張しつつもせっかくなので入ってみることにしました。

三重の作家さんの器が並ぶ店内

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緑の扉をそっと開けてみると、美術館に足を踏み入れたよう。しんとした空気の中、粛々と器が並んでいました。

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とりあえず、一つ一つ、拝見させていただくことに。並んでいるのは、三重県を中心とした作家さんの一点ものの品々でした。目に感じるのは、きっとひんやりではなく、ほのあたたかいだろう質感。作り手のぬくもりがふわっと器を包み込んでいるみたいでした。

koeda03(おっ、みんな鼻がツンとしとる。湯呑みかな):こころの声
koeda04(こんなアレンジメントがある窓辺でスコーンと紅茶を…)
koeda05(とぅるん。なのにちょぼちょぼがかわいいなオイ)
koeda06(ザ・伊賀焼っぽい。シブいお抹茶がいただけそうだわ)
koeda07(おぉ、これは県外ですね、有田焼かな?豆皿って、くすぐられるー)
koeda09(花瓶…?じゃないみたいだ、なんだろ。これ。石?砂?サンゴ?)

…といったこころの声からお分かりのように、モノの良し悪しもわからん凡人が、手に触れるのは恐れ多いなと思い、手をぎゅっとして眺めていたら、店主さんから「どうぞ遠慮なく手に取ってください」と優しく言われドギマギ。「あーハイ、でもなんだか、芸術作品のようで、とても我が家では…」と、めんぼくねぇっすとばかりに恐縮していると、「とんでもないです、皆さん作家ものとなると、とたんに使うことをためらわれますが、普通の家の普通のおかずにも合うんですよ」と。

三重は “ 器の里 ” 。もっと作家ものを使ってほしくて

器一つ一つがまとう空気が大きくて、庶民の私は壁を感じてしまいましたが、では、とお言葉に甘えて手に取ってみると、ざらざらした土の感触、手びねりのなめらかさ、口当たりのよさそうな凛とした飲み口、なるほど、からだになじむ…それもそのはず、人が作ったものだものねと感心しきりでした。

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実は、店主の田中小枝さんも陶芸家!三重には伊賀焼と萬古焼という日本を代表する焼き物のまちがあるというのに、日常に作家ものを使っている人があまりに少なく、売っているところもほとんどない。目にする機会もない。それがもったいなくて、友人に背中を押され、このお店をはじめることになったそうです。

扱う器は、直接会って、手に取って選ぶ。

並ぶ器は、小枝さんが直接作家さんに会って話して、一つ一つ手に取って選び買い付けたもの。特に、個展を開いている作家さんのものにこだわっていて、個展を開くって、大変な肉体的・精神的エネルギーを必要とするんだそうです。その想いたるやいかほどのものなのか…作家には遠く及ばない私の、想像の域をはるかに超えるそんなお話を聞いていたら、憧れの気持ちから、我が家にも作家ものほしいなぁ…と思えるようになってきました。

毎日使うものにふさわしい値段(=価値)

気になるお値段は、安くはないです。いやしかし、高くもないんです。例えば、お茶碗や湯呑みなら、3,000円台くらいから。「例えば、お茶碗一つ5,000円というと、高いと感じる方がいますが、365日毎日使うものと考えると…ね?」確かに。私自身は、4,000円以下ならすっと買えるかなーという価値観をもっていましたが、店を後にしてから、毎月スマホに7,000円かけられるのに、毎日使っても擦り減らないお茶碗に5,000円は惜しいと感じている自分の矛盾にふと気づかされたのでありました…。ぐふっ。

そして2日後。嘘のようなホントの話。お皿を洗っていたら、つるっと手が滑り茶碗が見事真っ二つ。実はその2週間前には、もう一つの茶碗の中に、すぽっと小皿がハマりとれなくなってしまい、棚上げになっておりました。これで(めでたく?)我が家に作家ものの夫婦茶碗をしまうスペースができたので、お気に入り探しの旅に出ることとなりました。

器との一期一会を求めて、何度でも。

見ているだけでも心鎮まる手作りの器たち。5回、いや10回足を運んで1度買うかどうか、かもしれないけれど、それでもいとわず小枝さんは歓迎してくれます。津に行くたびに、立ち寄りたくなる大切なお店です。

 

店舗情報

店舗名:koeda-toki(こえだとうき)
住所:三重県津市栄町一丁目888 四天王会館1階
営業時間:金13:00~18:00/土日12:00~18:00
(店主は作家のため月~木はお休み、臨時休業もあり)
Facebook:https://www.facebook.com/Koeda-toki-1611229962467641/

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水帆

水帆

東京都新宿区生まれ。だけど歌舞伎町はスルーして、ラーメンと学生のまち高田馬場で育ちました。2010年から伊勢に移住し、2015年に女児を出産。育児で執筆がままならない日々ですが、伊勢から始まるエトセトラを新鮮な目線でお伝えできたらと思います♪
※この記事の内容は2016年10月現在の情報です。

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